- 2022年の投資をどうしようか考えている方
- 今年から投資を始めてみようと思っている方
- 投資はしているが上手くいっていない方
2022年がスタートしてあっという間に1月が過ぎ去っていきますね。
今年の目標を掲げて挑戦し始めている方々も多いと思いますが
「投資」を始める方も多いのではないでしょうか?
YouTubeや書店では、所狭しと「投資」に関するものが並んでいますからね。
8年前から投資をしてきた身としては、
今は投資を始める環境が簡単でわかりやすくなってきたな!と感じています。
- 日本株を1株から買えること
- クレカで購入できること
- つみたてNISAがあること
- 米国ETFに関する情報が豊富になってきたこと
- などなど
なので、投資を始める環境は数年前よりもかなり良いです!
ただ、やみくもに始めてしまうと「思ってたのと違った」「こんなにマイナスになるとは思わなかった」という状態になってしまう可能性が高いです。
このような状態にならないためにも、
最低限以下の2つだけ決めてからスタートすることをおすすめします。
- 「大体何年後にどれくらい増えてたら嬉しいか」
- 「どれくらいなら資産が減っても問題なく生活が出来るか」
私は当初これらを決めずにスタートしてしまって、投資に失敗したことがあります。
これらの経験があるので、この基準決めはとても重要です!!
その基準を決める材料として我が家の投資方針、投資先を参考にしていただければ幸いです。
ちなみに結論からいくと、2022年の我が家の投資方針は以下のようになっています。
- 投資に対する資金の量は前年とほぼ同額
- 米国利上げ等によるリスクに備えて前年より債権比率を上げる
- タイミングを見て(日本株、米国ETF、Jリート)への投資を行う
※この記事は投資成績を保証するものではありませんので、ご注意ください。また、当方で責任は負いかねます。
また、我が家はインデックス投資と高配当株投資の両方を投資対象としています。

2021年の投資環境はほとんどが右肩上がりになった

基準を決める前に、2021年の振り返りを行って、いかに投資環境が良かったかを少し見ておきましょう。
2021年と同じくらいなら2022年も同じように伸びる!のかもしれませんが、
必ずそうなるとは言えません。
また、2020年のコロナショックで大暴落(30%~40%程度)したことを忘れがちになっていますが、今年は大きく市場が下向きになることも想定されますので、過剰な投資をしないよう心がけましょう。
株式が特に調子が良かった
2020年のコロナショックによって大きく市場が下がった後に、コロナワクチン普及によって経済回復の兆しが見えてきました。
そして、今まで押さえつけられていた株式市場が好調となってきました。
米国が良くなると他国も巻き込んで経済が改善される状態となる展開となりました。


ただ、このグラフからわからないこととして、実際の企業の業績よりも株価の方が上になってしまう「乖離」の状態が続いていました。
このことから「今株を買ったら高値掴みになる!」とどんなメディアでも言われていました。
ですが、実際はそれでもずっと右肩に上がっている状態となっていました。
何かの拍子でグッと下がり続けることを考えておく必要があります。
我が家の2021年の投資成績は想像を超えるプラスの結果となった
また、2021年の我が家の投資方針としては、株式と債券とJリートを組み合わせて、7~8%程度と考えていました。
ですが、結果は現在投資金額に対してトータルでプラスの約21%となっています。

想定よりもプラスならいいじゃないかと思うかもしれませんが、
これだけプラスになったということは、反対にこれだけマイナスになる可能性のある状況ともいえるわけです。
このことからも2021年は好調過ぎる市場であったと感じております。
以上のことから、大幅な下落も想定して、2022年のポートフォリオを組んでいく必要があります。
2022年の投資環境は堅調な推移となるか

続いて、投資方針を考える上で、ある程度今年の投資環境に影響がありそうなことを把握しておく必要があります。
様々な媒体から情報が出ていますが、
今回の記事では楽天証券の「トウシル」と大和証券から出ている記事を元にポイントを押さえていきます。
米国の利上げを見据えた流れになる
2022年中に米国での利上げが予定されています。
利上げ(金利の上昇)になると市場に出回るお金が減るので、株価は下落(上がりずらい)傾向に動き始めます。
その代わり債権や金などの比較的安定的な資産の価格が上昇する傾向になっていきます。
ウィズコロナの動きで経済は正常化するか
コロナウイルスのワクチンが普及していく流れによって、今後も少しずつ改善の方向に向かいそうです。
ただ、後述するコロナの新型が出続けることによって一進一退になっていけば、コロナとうまく付き合っていく世の中になることも考えられます。
ただ、第6波ともいうべき勢いで感染者がまた増えているので、全く油断できません。

オミクロン株の出方次第
感染力の強いオミクロン株が出てきたことによって、せっかく改善してきた状況をまた停滞させることになってしまうのではないかとの見通しがあります。
米中の緊張感がどこまで抑えられるか
2月には平和の象徴であるオリンピックが北京で開催されます。
問題視されているのは、その後の中国が政治的経済的な問題を対処できるのかです。
米国に対して攻撃的な対応を取るようであればまた、米中の摩擦が大きくなると経済に影響を与えることとなり、市場の低迷に繋がってしまいます。
他にも問題視されていることは沢山ありますが、現状はこのあたりを押さえておくことが最低限必要と考えています。
それでも経済は成長を続ける見込みとなっている
上記の通り不安材料は複数あるのですが、
世界経済の見通しとしてはプラスの成長を続けそうです。
2021年ほどではありませんが、経済は成長を続けるようです。
3月は決算の関係もあるので、大きく動きやすい局面となっています。
一先ず3月までは様子見をしていこうと考えております。
我が家の2022年の投資方針

以上の情報から我が家は下記の3点に注意して投資を進めていきます。
- 投資に対する資金の量はほぼ同額
- 米国利上げ等によるリスクに備えて2021年より債権比率を上げる
- タイミングを見て(日本株、米国ETF、Jリート)への投資を行う
現在の保有率は以下の図の通りです。


米国株式の比率が大半を占めている状態なのかなりリスクが高めです。
ただ、数年以内に使うお金ではないと考えているので、大幅な下落があってもすぐに家庭が揺らぐ状態ではないです。
生活防衛資金として毎月の生活費の6か月分を下限として投資へ資金を回している状態です。
この点については各家庭によって違うので、投資をする前にどの程度までなら肝を冷やさずに投資を継続できるか検討しましょう。
これらの比率を株式を70%程度へ減少、債券を25%程度へ増加、Jリートを5%程度へ増加させて、資産分散を図るように動かしていきたいと考えております。
具体的な投資先は以下を考えております。
投資信託
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国のNYダウと同じくらいメジャーな「S&P500」への投資を行っています。
米国市場の時価総額比率の約80%を占めるもので、米国市場の全体の動きとほぼ同じように動くと言われています。
投資の神様と呼ばれるバフェットは、自分が亡くなった後に資産をどうすべきかについてを「資金の90%をS&P500に投資せよ」と妻に仰っているそうです。
リスクは10%程度で推移していくとされています。
過去の記事にて解説しています!↓
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
アップル、アマゾン、Googleを筆頭とするIT系、ベンチャーなどを含むNASDAQ100への投資を行います。
値動きはかなり大きく、リスクは20%程度超えることもありますので、サブ的な立ち位置
過去記事にて解説しました。

楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
全世界に分散でき、株式7割債権3割の比率で調整されているものです。
そのうち株式の6割、債券の4割が米国で構成となっています。
安定的なインデックス投資を行うならこれだけでも良いと記事でよく言われていたりします。
我が家の投資の債券比率を一定数保つためにも、毎月積み立てをしています。
米国ETF
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式ETF
ティッカーシンボル SPYD
S&P500の中から配当利回りが高い80銘柄への投資を行っています。
配当は魅力的ですが、80銘柄だけにしか分散が出来ないので、リスクは少し高めです。

iシェアーズ コア米国高配当株 ETF
ティッカーシンボル HDV
上記で紹介した「SPYD」の基準に加えて財務健全性を加味したものになっています。

iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF
ティッカーシンボル LQD
米国の約1,500社のBBB債権への投資を行っています。
株価下落局面ではプラスに働きやすいので、ポートフォリオ全体のマイナスを押さえる役目として所有しています。

iシェアーズ コア米国総合債券ETF
ティッカーシンボル AGG
米国の約7,500社のAAA優良債権への投資を行っています。
AAA債券への投資のため、株価変動は小さく抑えられ、株価下落の局面にはプラスに働くことが期待できるものです。
日本株
配当利回り3~4%程度の日本株を所有しています。
保有金額は小さいですが、定期的に配当金が振り込まれるのはやはり嬉しいものです。


日本株についてはネオモバイル証券で保有しています。
年間配当額は月2,000円程度になってきました。

Jリート
NFJ-REIT
ダイワ東証REIT指数
ONEETF東証REIT
Jリート(日本の不動産に対する投資)については実験的に保有している状態です。
動き方としては、株価の動きにつられて変動していくと言われています。
ただ、市場全体の資金量が株と比べると小さいので、少しの要因で大きく変動する可能性が高いと言われています。
なので、投資資金全体の5%程度になるように保有しています。
2022年の投資方針まとめ
今回紹介した物はあくまで参考としてください。
投資には短期のものから長期のものまであり、値動きの幅も千差万別です。
答えのない世界ではありますが、絶対に手を出してはいけない投資先は除くとして、まずは自分の目標とするものを定めて、それに近い投資スタイルを考えてトライすることが必要な時期になってきたと考えております。
そして、投資市場から撤退することなく長く生き続けることを研究することが大切です。