- 日本の高配当株に興味がある
- ブリヂストンが良く検索で出てくるけどどんな会社か
- 配当の減配があったけど、今後保有する価値があるのか
本記事は2021年11月時点での内容となりますので、多少ずれがあることをご了承ください。
こんにちは!にゃーもち夫婦です!
日本の高配当株と聞いたり検索したりすると「ブリヂストン」がヒットしてくるのではないでしょうか
世間では「減配に転じたし、ゴム製品だから影響もろにくらってるからな・・・」
なんて言われていたりしますが、ポートフォリオの一部として持つのであればまだ価値があるのではないかと考えており、我が家でもネオモバイル証券で少額保有しています。

2021年11月14日現在の配当利回りは2.21%と低い利回りをマークしています。
ただ、予想配当利回りは3.43%となっているので、一応高配当株にあたいするといえます。
事業内容を見ていくと、今すぐどうこうなる会社ではないが、海外への販売も大きな比率を占めているので、コロナの影響が特に大きい会社といえそうです。
2021年現在日本の新規感染者は右肩下がりに来ていますが、世界的に見ると下がったと思ったら上がっての繰り返しとなっており、まだまだ油断できない状況が続いています。
当初の方針どうりに進まない場合、さらなる減配も高いのではないかとの見方もあります。
ですが、その配当の実績や事業の魅力から少額であれば保有しているのはアリかなと考えております。
その理由を踏まえて、解説していきたいと思います。
- ポイントを押さえてブリヂストンがどんな会社かわかる
- 経営回復にはコロナの終息と、新たな政策の進行次第か
なお、投資は自己責任でありますので、当方では一切の責任を持ちません。
ブリヂストンの概要
- 銘柄コード 5108
- 上場年 1961年
- 業種 ゴム製品
- 事業内容 タイヤ部門 多角化部門
コロナ下で一度大きく下落しましたが、その後大きく戻して2018年並の株価になってきています。

事業内容の状況
業績の概要
今では知らない人はいないタイヤメーカーとなった会社です。
日本だけの販売ではなく、外国への輸出も行っているグローバルな会社です。
ということで、もれなくコロナの影響を受けています。
新たな問題として世界的な半導体(コンピューターの頭脳部分)不足による新車販売が伸び悩む結果が出てきています。
iPhoneなども減産するという記事も出ています。
ただ、その後補修用販売や、バス・トラック関連で業績を伸ばし、また、経費構造改革によって経営を守ってきています。
原材料・タイヤ需要
原材料
→天然ゴム・原油とも高値圏
タイヤ需要
半導体不足によって新車用は大きく下振れになる見込み
一方補修用は8月と同水準で推移の見込み(アジアはコロナの影響で需要減)
状況打開は難しいので、経費・コスト構造改革に力を入れていくという印象を受けました。
明るさは感じない状態というところでしょう。
https://www.bridgestone.co.jp/ir/library/result/pdf/R3_4_3_presentation.pdf
配当金推移
直近の配当金は中間が85円ということで、25円増という状況です。
今後は安定した配当を継続的に出来るように、配当性向を20~40%程度になるように調整していくとのこと。
ただ昨年の12月はその値を大きく超えていたので、少し心配ですが、株主のことを考えて、良い結果を出してくれることを祈ります。
ちなみに、配当性向の平均値は30%程度と言われているので、目標としている値は標準程度に落ち着けたいということですね。
ちなみに配当性向が高すぎものは
- 純利益が会社の成長のために使われていない
- 配当金を維持するために無理している
ということが世間一般的には考えられています。
単純に配当金が高いから高配当株に向いている企業とは言い切れないわけです。
今後の展望
決算を見ていくと
- 今後はコスト面と経営面の構造改革にて耐える
- 原材料は高値を維持する予想(天然ゴム、原油)
- 半導体の不足、コロナの影響はまだ続く
ということが書かれており、耐え忍ぶ様子がうかがえました。
来年度以降に回復するであろうと予測するなら今は買い場なのかもしれませんが、アクセル全開で行くのは少し怖い感じもしますね。
ブリヂストンのまとめ
「高配当株を狙うならブリヂストンもねらい目!」という記事を巷で見かけたりしますが、これを鵜呑みにして大きくホールドすることは少しリスクが高いかなと感じる内容でした。
事業としてはかなり大きな企業ですし、タイヤ部門をに国内外に進出させていることを考えると、時間をかけながらでも復活してくるのではないかと考えます。
とはいえ、やはりキャピタルよりもインカム向きの株であるということをしっかりと意識していくことが大事だと思います。
上記のような気持ちでいられる程度の金額を保有の上限としておくことを私はしています。
もちろんこの先配当金のさらなる減配、無配に転じた際にはただちに方向を見直して、場合によっては手放すことも考えています。
いずれにせよ投資に正解はないし、自分の投資方針と照らし合わせて、マッチするのであれば保有してもいいのかもしれません。

少額で高配当株投資をするのなら、ネオモバイル証券がオススメです^^
