- 高配当株投資かインデックス投資で迷っている人
- 自分の目標に合った投資方法は何なのか漠然としている人
- 高配当株投資とインデックス投資ってなに?という人
最近は多くのメディアで「投資」が取り上げられていますね。
- 「投資は大事!」
- 「貯金の時代は終わった!」
- 「今すぐやりましょう!」

ただ一方で、以前に投資信託を販売していた身として、
この流れを過熱気味にも感じています。
それが結局自分のリスク許容度を超えてしまって、
投資からリタイアしてしまう人たちを増やしてしまうことに繋がっているのではないかと感じています。

上記のような状態になってしまうのは大きく分けて2点に分けられます。
- 「リスク許容度を超えた投資をしてしまっている」
- 「自分の投資スタイルをよくわかっていない」

そこで今回は、自分の投資スタイルをよくわかっていない方へ向けて、
自分の目的に合った投資方法を探していく、振り返る1つの材料として、
「高配当株投資とインデックス投資は結局どっちがいいのか?」
という点について解説していきます。
自分の投資スタイルを確立する機会になれば幸いです。

結論!どっちが絶対良い!は無い!

こう思われた方も多いかと思います。
ただ、私自身本当にそうだと思っていて、何の前提条件もなく
「絶対こっちの方がいいよ!」
ということを言ってくる人は、極端な発想を持っている方といっていいでしょう。

なぜかといえば、
自分がどうなりたいのか?によってとるべき投資スタイルは変わってくるからです。

という人に配当の出ない(もしくはほとんどない)インデックス投資は合わないですし
という人に毎月配当金が出る高配当株投資は適切とは言い切れないわけです。

なので、自分の目標に合った投資スタイルを探していくことが大切!ということになります。
ただし、我が家はどちらもやってます!

我が家は最初はインデックス投資(日経平均やダウといったものに連動する投資信託)のみの運用でした。

ただ、周りを見ていると高配当株投資(一般的に3%以上の配当金を出す企業に投資すること)をしている人たちもいました。

そう思いつつ両方とも投資を始めました。
両方ともやり始めた時は、すごく迷った記憶があります。
そして、本記事の結論としてあげた通り
- 目的によるので、一概にどっちがいいとかはない!
という結論に至りました。

もう少し詳しく、各スタイルの特徴を踏まえて、解説をしていきたいと思います。
高配当株投資は4%以上の配当金がもらえる方法

高配当株投資とは、決まった時期に配当金を貰いながら投資を続ける方法のことです。

例えばKDDIの株を1株持っていると、下記図にある赤丸した金額が貰えるというわけです。(2021年だと中間で60円期末で60円合計で120円もらえるわけです。税抜き前)
一般的に4%程度以上の配当金をもらえるところに投資をしていく方法のことを意味します。
この話を聞くと良さそうな投資方針に聞こえてきます。
という感想があると思います。
ただし、配当を狙って購入するのは少し難しいとも言われておりますし、個人的にも思っています。
なぜ難しいかは配当が沢山もらえる理由を考えるとわかります。
- 企業が成長しきっていて、事業投資するものが少ないため、株主に還元している。
- 企業が資金を調達したいために、配当を多く出して、魅力のある企業だと思ってもらうため。
- 配当金の金額は変わらないが、株価が下がったため、配当を多く出しているように見えているだけ(配当利回りの関係)。
- などなど
高配当株には様々な理由が隠されていることが多いです。
高配当株投資には大きなマイナス要因を含んでいる場合があります。
- 配当の金額が減らされた(減配)
- 配当が発生しなくなった(無配)
- 倒産した

これらの点を十分理解したうえで始めるのであれば、非常に魅力的な投資方法です。
もし高配当株投資を始めるのであれば、1企業ずつ購入するのではなく、
ETF(数十~数百の企業の株が入っているセット)などで始めて、
1つの企業に集中投資をしない方が分散投資となり、比較的安定した運用を目指せます。





高配当株を狙うのは上記のような理由から以下2点の視点が必要です。
- 自分でその企業のことをしっかり研究できること
- 大きな値動きがあっても耐えられる精神力があること
インデックス投資よりもリスクも難易度も高めです。
高配当株投資に向いている人
難易度は確かに高い傾向にはありますが、
経済的自由を毎月の収入で目指している方には向いている投資方法といえます。
- 毎年投資額に応じて配当金がもらえる
- 少しずつ毎月購入していけば、少しずつ配当金が増えてくる
- もらった配当金で何かを購入したり、携帯代が払えたりする
- 経済的自由へ近づいていると実感する
- 投資した企業先のことを常に研究することが苦じゃない
- などなど
こういったことに投資の面白さや達成感を感じられるのであれば、こちらの投資方法が向いているかもしれません。
投資に対してしっかりとした目的を持って取り組んでいるのであれば、
目標まで近づいている感覚を得やすいので、非常に魅力的な投資方法だと思います。
インデックス投資とは投資資産そのものを増やす方法

インデックス投資というのは
「日経225」や「NYダウ」といった株価指数に連動した動きを目指す運用方法のことです。

投資初心者の方はこちらからスタートするのをおすすめします。

理由としては以下のような点があります。
- 企業が多く入っている指数を選べば、マイルドな値動きを期待できるため
- 企業を自分で選択をしなくていいので、基本的にほったらかし投資ができる
- コストが安いので、長期での値上がりを期待しやすい
- ニュースなどでよく出てくる指標(日経平均、NYダウなど)を選択すれば、自然と経済に興味を持つことが出来るかも
- つみたてNISAを利用すれば利益が非課税になって、効率的に資産を増やせる
- などなど
基本的には低コスト、低リスク、ほったらかしの運用ができます。
配当を出さずに再投資をしていくことができるので、複利効果もあり、無駄に税金がとられることもないので、投資資産を効率よく増やすことが出来る方法です。
我が家が投資対象としているものは以下のようなものです。



インデックス投資に向いている人
- 投資を始めてみたい方
- 長期的に資産を増えやしたい方
- 投資にはあまり時間を取られたくない方
こういった条件に当てはまる方はインデックス投資は適しているのではないでしょうか。
高配当株投資とインデックス投資のまとめ
両方とも投資であることには変わりないのですが
投資スタイルは全く別物ではないかと個人的には感じています。
高配当株投資は企業の業績を見て、今後安定定期に成長していけるのかを見定めることも併せてしていく必要があるので、投資経験が少しある方向けかと思います。
インデックス投資は、低コストで低リスクで、ある程度ほったらかしにして、元本を増やしていくことが出来るメリットがある反面、配当金を沢山もらうことは難しいです。
どちらも一長一短でありますので
自分が将来どういう風になりたいかを定めて、その方法に合っているのはどちらかを考えていく必要があると感じます。
もちろん我が家のように、どちらもやっていくこともOKです。
どちらもやっていくことで第三のメリットも出てきます。
- 株価が下落局面でも、過去に受け取った配当金があるから気持ちが落ち着く
どちらの方法を採るにしても、
投資を続けること(市場から退場にならないように)に意味があります。
自分に合ったスタイルを探しながらスタートして、調整しつつ、取り組んでいきましょう。