高配当株投資をしたいけど、どんなのが良いのか?
SPYDは配当が良いけど、あまり安定しないって本当?
そんな方々へ向けた記事になっています!
結果としては
配当を重視しつつ、価格も安定しているというものはなかなか無いですね。
それでも配当は魅力的なので、SPYDもそのうちの1つに入れてみてはいかがでしょうか。
- 米国ETFで調べるとSPYDって出てくるけど、どんなETF?
- 本当に高配当なの?と思っている方
- 現状としてどうなの?と思っている方
こんにちは!にゃーもち夫婦です。
「米国株ETF」「高配当」とかで調べると「SPYD」ってでてきませんか?
SPYDは米国高配当ETFの代名詞のような扱いになってきているのは検索しているとわかると思います。
確かに設定来以降高配当をたたき出してきています。
ですが、コロナの影響もあって現在と少し先の見通しでは、今までの配当を期待することはすぐには難しいとも言われていますし、データからもそのように見えます。
しかし、こういった時こそ自分の投資方針に適したETFなのか?ということを立ち止まって確認すべきかと思います。
我が家も少額ではありますが、SPYDを保有しています。
今回はSPYDがどんなETFであり、どういった投資目標を持った人には向いているのかということを中心にお伝えできればと思っています。
そして、購入するのか、保有を続けるのか、解約していくのか、みなさんの判断材料になればと考えております。
- SPYDの基礎情報をポイントで押さえる
- 自分の投資方針に適しているか考える材料となる
また、この記事に関しては私的見解も含まれます、投資判断は各自に帰属しますので、その点をご承知ください。
SPYDの基礎情報
- 運用会社 ステートストリート グローバルアドバイザーズ (バンガード、ブラックロックに次ぐ運用会社)
- S&P500のうち高配当利回り上位80銘柄で構成
- 基本的には金等分散なので、1銘柄あたり1%程度
- 分配金は年に4回
年間配当の目安
- 2021年9月現在の株価は40.56ドル
- 2021年9月現在では配当利回りが4.76%という状況
- 1株あたりの配当は0.63ドル
これが高配当ETFと言われる由縁ですね。
投資セクター
大半が経済の動向に敏感に反応するもので構成されています。
最近の状況は結構悪い?
ここまでのデータを見てくると、なんだか高配当だし、そんなに悪い銘柄も入っていないからよさそう!と思えるかもしれません。
ですが、しっかりとコロナの影響を受けているため、少し前と比較すると現在はこんな感じです。
簡単に説明すると、コロナ下で設定来程度まで株価が下がり、やっと落ち着いてきた状態です。
金融・不動産・エネルギーで半分以上を占めるETFなので、その分野が打撃を受けているということもここからわかるところです。
また、高配当株は基本的には成長株ではなく、成熟した株である可能性が高いので、株価が急激に戻るということも少し考えにくいと判断します。
そして、このETFの銘柄選定として「高配当利回り上位80銘柄で構成」という特性があるため、安定的な株であるとはいえないものも入ってきているという状況もあります。
結果的にNYダウやS&P500の水準の戻り方よりも遅い傾向があります。
以上をまとめると3点で説明できます。
- SPYDに組み込まれている株価はダメージが大きく、戻りが遅かった
- 配当利回りが大きいが、その分のデメリットもあることを想定すべき
- 財務健全性や将来的に安定した株を入れるという概念が低いため、まだまだ回復に至っていない
SPYDのまとめ
結論としては、現状全力で買ってよい銘柄とは考えにくいです。
もちろん個人の投資方針にはよると思いますので、リスクをとってでも高配当ETFを組み入れていきたいということであれば、今仕入れておくのは逆張りという意味で良いのかもしれません。
ですが、我が家の方針としては少しズレがあるので、しばらくは様子見をしたい銘柄となっています。
こういう相場があれている時は、今一度自分の投資方針を見つめなおすというのも良いかもしれません。
- いつまでにどうしたいのか
- 株でどういったことをしたいのか
- いくらあればいいのか
- いくら配当が入ればいいのか
- いくらまでマイナスを許容できるのか
などなど基準は沢山あると思います。
相場の波に飲み込まれないように、羅針盤だけはしっかりと持っておくことが必要だと思います。
ちなみに我が家はSPYDを楽天証券で保有しています^^
